この関係を壊してでも伝えたいこと
どこからかガムテープを取り出し俺の手を巻きつけようとしてくる。
「ほんとやめろ!!!?」
「アコの気持ちを弄びましたね!!?」
「お前だって俺のことそんなに好きじゃなかっただろ!?」
「言っちゃえばそうですけども」
「おあいこだよ、おあいこ」
お茶を出し、静かに俺の隣に立っていた伊織がポツリと爆弾を落とした。
「緑川先輩はどんな気持ちでいたのでしょうか…彼女に渡すプレゼントを指にはめられて…」