この関係を壊してでも伝えたいこと
「…ありがとう……」
私の言葉に安心しちょっと笑った瞳は潤んでいた。
なんで私の周りにはわからず屋が多いのかな?
自分のことなんて、って言わないでほしい。
私の大切な人たちなんだから。
「自分の当たり前は他人にとって当たり前じゃないってこともある」
「そうだね…でも」
私の親切は自分がしたいからやっていることだから。
「少なくとも私は嬉しかった」
「家のせいで媚てくるやつは多かった。私はこんな性格だろ?そういうのが嫌で…気がついたら一人になっていた」