この関係を壊してでも伝えたいこと
休日の自傷
「これは?」
淡いピンク色をしたリボンの髪留め。
長い髪の彼女にはよく似合いそうだ。
「じゃあ、それでもういいや」
「だめだよ!凛ちゃんが自分で選ばなきゃ」
「えぇ…めんどくさ…」
今日は休日返上で凛ちゃんの買物に付き合っている。
アコちゃんとの1年記念に渡すものらしい。
本人は忘れてたみたいなんだけど…
私に言われて思い出すってどうなの?
好きな人の記念日なんて覚えていたくなかったんですけど。
「これ」
「本気で言ってる?」