この関係を壊してでも伝えたいこと


「連絡だけしておいていい?」


「あ、大丈夫です。兄貴が凛ちゃん先輩のところにいるはずなんで」


「さっきから何をたくらんでるの…?」


「まぁそれはお茶しながらお喋りましょう」


嬉しそうにメニューを広げて見せてくれた。


「美味しそうですよ!先輩は何食べますか?」


無邪気に笑う彼を問い詰めるのはあとでもいいかな。


私は一緒にメニューをのぞき込んだ。

< 63 / 309 >

この作品をシェア

pagetop