砂時計。- あなたでよかった -
1章
出会い
友達の結婚式。
あたしは淡い黄色のパーティードレスに身を包んで、受付に行く。
「ここにお名前お願い致します」
受付の人にそう言われ、自分の名前をササッと書き込む。
ペンを置いて去ろうとすると、また受付の人が「ここにお名前お願い致します」と言った。
後ろの人に言ったようだった。
あたしはそのまま、ざわざわとした中に入ろうとすると、「ゆずもと、」と、男の人の声がする。
…あたしのことかな、と思って振り向くと、綺麗な格好をした男の人。
「“ゆずもと はなこ”ちゃん?」
あたしはその人の顔に、見覚えがあった。
知らない人はいないだろう。
「…“ひづめ ゆうと”…」
あたしは呟いた。
「正解!」
彼は、満面の笑みでそう言った。
あたしは淡い黄色のパーティードレスに身を包んで、受付に行く。
「ここにお名前お願い致します」
受付の人にそう言われ、自分の名前をササッと書き込む。
ペンを置いて去ろうとすると、また受付の人が「ここにお名前お願い致します」と言った。
後ろの人に言ったようだった。
あたしはそのまま、ざわざわとした中に入ろうとすると、「ゆずもと、」と、男の人の声がする。
…あたしのことかな、と思って振り向くと、綺麗な格好をした男の人。
「“ゆずもと はなこ”ちゃん?」
あたしはその人の顔に、見覚えがあった。
知らない人はいないだろう。
「…“ひづめ ゆうと”…」
あたしは呟いた。
「正解!」
彼は、満面の笑みでそう言った。