ときのいたずら

安土の城へ

「あ、明智さん！！？」


そう、その人はあのお城で包帯を変えてくれた明智さんだった


「どうしてここに？」


1番の疑問を守ってくれている人の背中に言う、するとその人は敵の剣を剣で受け止めながら少しだけ振り返り私を見て微笑む


「お館様から城に連れ戻せとの命が下りましたので探していたのですが……間に合ってよかった」


（なんで今更あの人が私を？）

その時藤孝が言った

「おい！今はそんなことどうでもいい！早く殺れ！仲間を呼ばれたら面倒だぞ」

すると明智は静かな声で言った


「そこは抜かりはありません。やってきたのは私だけではありませんから」


「え？」