ときのいたずら
明智さんについて行くと立派な襖が目の前に現れた

「真帆さんをお連れしました」


「入れ」


明智さんが丁寧にそれ開く


襖の先には見知った顔があった。そして一番心配していた人の元へと走る


「藤孝!」

藤孝はにっこり笑って


「真帆おはようさん。よく眠れたか?」


「うん!もうばっちり…じゃなくて大丈夫?」


「え?なにがだ?」


「背中の傷!昨日もつらそうにしてたじゃんか!」


「ああ、その事か。全然問題ないぞ」


そんな藤孝に呆れた声でため息をつく、すると


「おい、みたか?信長様への挨拶もなくあの男の元へすっ飛んでいったぞ」


「左様ですね。秀吉様があんな事したら切られていたかもしれませんね」
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