ときのいたずら
「なんだ、明智の言葉は素直に聞くのか」


っていいながら信長様はちょっとすねてる


「明智さんには色々と助けていただいたので」


「御屋形様ごはんが…」
っていいながらお腹がグーギュル〜となっている明智さん


それに呆れた信長様は

「食べようか、いただきます」

「「「いただきます」」」

信長様の隣へ行き隣においてあったご飯を食べる、それがなんとも美味しくて自然と口元がほころぶ


「おいひぃ〜」


「おそまつさま」

「え?」

すぐに隣にいた信長様が食べるのをやめた

「え?もう食べないんですか?」

「あぁ、空腹は満たした。それにこれから軍議の準備がある」

ほかの人もこれが当たり前かのように知らん顔でご飯を食べ続ける


その間に信長様は部屋を立ち去ろうとする


「ちょっとまってください!!」

いきなり大声を出した私に周りはびっくりした様子でこちらを見ている


信長様は振り返りながら言った

「なんだ?」

「食べ物とは無限じゃない、有限なんです。しかもこの米も魚も肉もすべて農民が頑張って作って取ってくださったんですよ!それを腹を満たすためだけに使うなんて切腹ものですよ!米にも農民にもちゃんと感謝して残さず食べなさい!」


そういい信長様を叱る


これには一同目を丸くしてポカーンとしている


信長様は丸い目を伏せ何か考え込んでいたがふと
「…わかった。フフッ切腹ものかwwこのような娘に怒鳴られるなど…私もまだまだだなw」
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