らぶ☆シュート
『お前ら、何やってんだ?』
低く、冷たい声が教室に響いた。
そんな声にも2人は一切動じない。
『先輩じゃ〜ん』
『どうしたんすか〜?』
お得意の軽〜いカンジで返事を返す。
その人は、2人を無視して真っ直ぐ私の方にやって来た。
そして、さっきの冷たい声が嘘かのように、
とても優しい口調でこう言った。
『大丈夫か?柚希。』
「うん☆大丈夫‥‥だと思うよ。多分。
―――――柚留お兄ちゃん♪」
さっき教室に入って来たのは、柚希の兄である柚留だったのだ。
『多分って何だよ!何されたかお兄ちゃんに言ってみろ!!』
私が答える前に、双子が楽しそうに言った。
『抱きついて〜』
『胸触って〜』
『『チュウしただけだよ♪』』
『あっ☆ちなみにCカップでした♪』
陸也先輩がニヤけながら言った。
『テメェら‥‥‥
刺殺と絞殺どっちがいい?
あ、溺殺でもいいけど?笑』
お兄ちゃんは、笑いながら言っているが、目がハンパなく本気で鳥肌が立った。
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