らぶ☆シュート

 
「あ、あのっ!」
 
『何よ。』
 
リーダーはまだ睨み付けている。
 
 
「お友達になって下さいっ!!」
 
 
『‥‥は?何言ってんのよ、』
 
 
リーダーも、その周りの取り巻きもア然としていた。
 
 
「こうして会えたのも何かの縁です!だから、ケンカしないで仲良くしましょう♪
 
私、先輩たちと仲良くしたいです!」
 
 
柚希は、"ニコッ"と効果音をつけたい程の完璧の笑顔を見せた。
 
 
――――――――1分経過
 
柚希は、さっきから無反応のリーダーたちが心配になり、声をかけた。
 
 
「あの〜‥‥お友達に‥」
 
 
柚希の言葉を遮るかのように、リーダー以外の女の子たちが猛烈な勢いで、柚希に近付いてきた。
 
 
柚希がその勢いに圧倒されていると、
 
 
 
『かわいーーっ★』
 
 
「ふぇ?」
 
 
『髪の毛フワフワ〜っ』
 
『目もクリクリしてるわ〜♪』
 
『顔小さすぎる〜っ!』
 
『フランス人形みたいだわ〜♪』
 
 
急に態度が180度変わった女の子たちに柚希はビックリしていた。
 
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