らぶ☆シュート
「柚希、今からお兄ちゃんが言うことに、絶対に賛成してくれる?」
オレの言葉に、不思議そうに首をちょこんと傾げている柚希。
そんな姿も可愛い。(←呆)
「柚希、いいよね?」
『う、ん‥分かった。
何に賛成すればいいの?』
半ば無理矢理だけど、仕方ないよな‥
これも柚希のためだ!
柚希‥オレを恨まないでくれよ‥‥
「柚希には、
サッカー部のマネージャーになってもらう。」
『へっ‥‥?えっ!?だって、さっきお兄ちゃんもやらなくていい、って言ってたのにっ!』
柚希が慌てたように、そう言う。
「柚希のためだよ。お兄ちゃんは柚希を(バカな男どもから)守りたいんだ。」
『お兄ちゃん‥‥でも‥』
『柚希ちゃん、ざーんねん。これはもう決定事項でーす。
イヤっていっても強制なの♪』
『で、でも‥‥』
昇がウインク付きで柚希にそう言った。
ウインクはいらねーけど、何か助かった。
柚希が押されてる。
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