らぶ☆シュート
「あっ‥‥」
柚希はある一点を見つめて、声をあげる。
『『‥‥‥‥げ;』』
柚希の視線を追った2人は声をそろえて、イヤな顔をした。
「ほ、本郷くんっ」
柚希は本郷に向かって走りだした。
『柚希ちゃん!!』
悠斗も慌てて柚希に駆け寄る。
『えっ?何なわけ‥?』
1人状況が掴めない柚留も、一応2人について行くことにする。
『あの‥‥何か用っすか?』
本郷は、自分の前に勢いよく走ってきた3人に少々引きながらも、そう言った。
「うん‥。あのね‥?」
柚希はそう切り出すが、そのあとの言葉が続かないようだった。
『柚希ちゃん、頑張って!!』
『頑張れ柚希!何がなんだか分からないが、告白以外だったら、お兄ちゃんは応援するぞーっ!!』
『Σちょっ!?告白なわけないでしょう!?それだったらオレだって、ずぇ〜ったい応援しないっすよ!!』
『バ、バカ野郎っ!告白なんかさせるかよ!例え話だとしても‥‥クソーッ!例え話でもイヤだっ!城田のアホっ!例えてんじゃねーよ!!』
『先輩、もう何言ってるか分かんないっすよ〜!』
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