くちづけ~年上店長の甘い誘惑~
Chapter1
頭がガンガンする…。
「――イタタ…」
ズキズキと脈打っているこめかみに人差し指を当てると、躰を起こした。
飲み過ぎてしまった…。
お酒に弱いくせに飲み過ぎてしまった。
しかも、メイクをしたまま寝てしまった…なんて、もうすぐで30歳になるから美肌がどうとかこうとかって言ってる場合じゃないけれど。
「――はあ…」
膝を抱えてうずくまるように顔を埋めた。
昨日、私こと京極桃葉(キョウゴクモモハ)は振られた。
婚約破棄をされた。
後3ヶ月で結婚することになっていたのに、夫になる人に裏切られた。
「――イタタ…」
ズキズキと脈打っているこめかみに人差し指を当てると、躰を起こした。
飲み過ぎてしまった…。
お酒に弱いくせに飲み過ぎてしまった。
しかも、メイクをしたまま寝てしまった…なんて、もうすぐで30歳になるから美肌がどうとかこうとかって言ってる場合じゃないけれど。
「――はあ…」
膝を抱えてうずくまるように顔を埋めた。
昨日、私こと京極桃葉(キョウゴクモモハ)は振られた。
婚約破棄をされた。
後3ヶ月で結婚することになっていたのに、夫になる人に裏切られた。