くちづけ～年上店長の甘い誘惑～

食事だけと言っている藤岡さんだけど…うん、そう言うことですよね。

私もいい年齢ですから、だいたいのことはわかっているつもりです。

「食事が終わったら、ちゃんと送り届けますから…」

「いいですよ」

彼の言葉をさえぎるように、私は返事をした。

「い、いいんですか？」

聞いてきたのはあなたの方からですよ。

心の中でツッコミを入れると、
「いいですよ」

私は答えた。

「食事はもちろんのことですけど、その後も楽しみにしていますから」

そう言った私に、
「今度は横になった瞬間、眠らないでくださいね」

藤岡さんが言った。

「お酒は控えます」

それに対して私は言い返した。