夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
結婚している事が世間に秘密な俺達にとって、お揃いの品物を身に付ける事はジジイやシュウからも注意された。
ただでさえ、目立つ容姿の俺。
その隣に依頼人以外の女性が居れば、何処から嗅ぎつけて来るのか雑誌のネタにしようとする奴等につけ回された。
一人の女性に構う事はその人にたくさん我慢や辛い想いをさせてしまう。
それが嫌だから、
恋人は一度も作った事はなかった。
自分から誘ったり、
興味をもったりもしない様にしてた。
一晩だけの相手。
当たり前の、事だった。
……。
でも、アカリと出逢って俺は変わった。
いつの間に、
こんなに愛してしまったんだろう…?
何度抱き締めても、キスしても…。
身体を重ねても、
もっともっと…と、愛おしくなるばかり…。