夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「アカリさんも見てみて下さい!
ホントに、王子様みたいですよ〜///?」
「えぇっ…?
わ、私は別に…いいですよ。」
私は顔の前で両手を振りながら断った。
…だって。
ヴァロンより格好良い人なんて…いない///。
私の心を高鳴らせてくれるのは、
世界中でただ一人…彼以外いない…///。
…でも。
そう思っている私の背中をみんなが「見て見て!」と言わんばかりに押す。
その人物が見える位置まで連れて行かれ、私は仕方なくみんなが指差す方向を見た。
!っ……えっ///?
ドキンッ!と…。
一瞬で、自分の鼓動が跳ね上がるのを感じる。
資料を片手に店長とユウさんと打ち合わせをする、
その人物の横姿から…目が逸らせない。