夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

///っ…う、そ……。

ドキンッと跳ね上がる鼓動。
こんな状況なのに、
ヴァロンの言葉で沈んでいた心が暖かくなる。

でも、まだ信じられなくて…。
じっと見上げる私の肩をヴァロンはそっと抱くと、みんなの方を向いて口を開いた。


「ご挨拶が遅れました。
いつも、妻がお世話になっています。
まだまだ至らないところがあると思いますが…。
何事にも一生懸命な、
僕の自慢の妻なんで仲良くしてやって下さい。」

彼は一礼して、
すぐ顔を上げてみんなに微笑んだ。

みんな驚いてる。
彼の正体がバレたら、大問題になってしまう。


……けど。
ヴァロンが言ってくれた…”僕の妻”…。


///っ……どうしよう。
嬉しくて、嬉しくて…笑顔が抑えきれない///。

私はつい、
幸せを堪え切れなくて笑顔になった。
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