夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「……あ、そうだ!
ヴァロンも左手出して?」
アカリはそう言うとネックレスを外して、そこに掛かっていた指輪を俺の左手の薬指にはめた。
自分の指輪と俺の指輪を交互に見て、
また幸せそうに微笑む彼女。
ずっとずっと、この笑顔を見ていたい。
「…アカリさん。
このままイチャつきたい気持ちもあるんですが…。
せっかく作ってくれた夕飯、
温かいうちに食べてもいいですか?」
「///…あ、は…はいっ!」
俺の言葉にアカリは嬉しそうに頷くと正面の自分の席に座った。
「いただきます。」をして夕飯を口に運ぶと、彼女はいつもみたいにニコニコしながら俺が夕飯を平らげる様子をずっと見ていた。
……
………。