夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「……。
俺からしたら、1万以上の価値があったよ。」
食器を洗い終えて手を拭くと、
俺はアカリの頭をポンポンッと撫でた。
「アカリの可愛い制服姿、見れたしね。
一生懸命パンの生地こねてるの可愛かった。」
「///っ……。」
俺の言葉に真っ赤になって、
アカリは顔を隠すように少し俯いたまま食器棚に食器をコソコソとしまう。
その照れた姿が、可愛い。
……やべ。
アカリが可愛くて、そろそろ限界かも…///。
たまには紳士な夫でいようと、していた。
いくら任務で毎日一緒に居られないと言っても、帰宅する度にベッドは…な。
「///……ヴァ、ヴァロンも。
っ……すごく、格好良かったよ///。」
迷っていた俺に、
アカリが背を向けたままそう言った。