夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
アカリ。
あの時から俺にとっても、
お前の笑顔は特別だったんだ。
苦手だった筈の子供。
なのに、俺はお前の傍が心地良かった。
俺はあの時からアカリの笑顔に癒されていたんだと、実感する。
……。
「……俺はロリコンかよ。」
「?……え?なに?」
苦笑いしながら自分でツッコミを入れる様にボソッと呟く俺を、アカリがキョトンとして見つめる。
そんな彼女を包む様に抱き締めて俺は言った。
「……女の子がいいな。」
「?……女の子?」
「俺達の子供。
アカリにそっくりな女の子がほしい。」
絶対に可愛い。
幼い日のアカリを想い浮かべて心からそう思った。
俺の言葉に真っ赤になって見上げているアカリに、そっと口付けると…。
彼女がギュッと俺の手を握り締めて、恥ずかしそうに寄り添ってきた。