夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【7月初旬/自宅】

「……あ。」

夕飯の仕度をしている最中。
なんとなく違和感を感じて私がお手洗いへ行くと…。
どうやら、
月のものが始まってしまったらしい。
ヴァロンと契りを交わす様になってから初めての生理。


「……赤ちゃん、お預けかぁ…。」

お腹をさすりながら少し…。
いや、かなり残念に思う自分がいた。

焦る訳ではないけど、きっと私以上に赤ちゃんを待ち望んでるヴァロン。
彼の夢を、叶えてあげたかった。


……赤ちゃんって、
簡単に出来るもんじゃないんだなぁ…。

ヴァロンと結婚して四ヶ月。
私達の新たな問題が始まろうとしていた。
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