夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「…遅くなってごめんな?」
謝るヴァロン。
チラッと私が時計を見ると、もう21時。
19時頃には帰宅する予定だったのに残業だったのだと思い、私は首を横に振った。
帰ってきてくれた。
今夜は一緒に居られる。
それだけで嬉しかった。
……それに。
家族が増える事。
赤ちゃんの事を早く伝えたい。
「///……ヴァロン。
あ、あのね…実は、……。」
私は顔を綻ばせながら少し離れてヴァロンを見つめた。
……しかし。
彼の視線は私を見ていない。
「……。」
「……ヴァロン?
……。どうしたの……?」
珍しくボーッとしているヴァロン。
なんだか、様子が…変だ。
私が首を傾げて見つめていると、
考え込んだ様にしていた彼が姿勢を正して真剣な表情で見つめ返してきた。