夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
何より、
俺はミライが可愛かった。
「おしっ!いいぞ、ミライ。
前見た時より格段に良くなった。」
「!…本当ですかっ?
///…ありがとうございます!」
俺が褒めながら頭を撫でてやると、ミライは無邪気な笑顔で見上げて本当に嬉しそうだ。
人に物を教える事。
しかも子供に教えるという事。
正直、最初は引き受けたものの不安があった。
けど…。
「ヴァロンさん!
ボク、ピッキングも出来る様になったんですよ!」
新しく覚えた事、出来る様になった事をいつも嬉しそうに俺に報告してくれる。
慕ってくれるミライにどんどん愛情が湧いて、すでにこの子は俺の中で特別な人間の一人になっていた。