夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

アカリとの婚約を破棄。
祖父のアルバートの会社との絶対の友好関係。
それを短期間で納得させる為に俺は奥の手を使った。

夢の配達人ヴァロンが依頼を受ける、と…。


「……。
契約期間、あってないようなモンだな…。」

依頼内容を確認していくと、俺に希望してきた仕事は依頼人がいくつか持っているある会社の立て直し。
そして最終的に大手の会社との契約を成立させろ、というものだった。
自分側の会社の事は勿論、相手側の会社の事。
何より、その世界を知らなくては成立しない仕事。

契約期間は、俺次第。
だが、報酬や難易度…。
俺が今の成績を覆して1位に上がるには充分な価値がある仕事。

17年守り続けてきた白金バッジ。
それに込められたたくさんの想い。
ここで手離すなんて、俺には出来ない。

それに…。
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