夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
ヴァロンは私をお嫁さんに選んでくれた。
私は、そんな彼を信じれば良かった。
それなのに…。
抱かれる度に、身体を重ねる度に、
幸せな気持ちと同時に膨れ上がる想い。
”他の女の人にも、
こんな風に優しくしてたの?”…。
嫉妬の気持ち。
”私は、
ヴァロンにちゃんと応えられてるのかな?”…。
不安な気持ち。
”……ねぇ。
私とリディアさん、どっちが…好き?”…。
馬鹿で醜い、気持ち。
……。
何で、
私とヴァロンは15歳も年が離れてるんだろう?
もっと早くに逢えてたら…。
ヴァロンの初恋が…。
初めての相手が私だったら、良かったのに…。
……
………。