夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「ど、どっちか選ばなきゃいけないなら…どっち?…強いて選ぶなら、どっちを食べたい?」
私は勇気を出して二人を交互に見つめて尋ねた。
すると二人は顔を見合わせて…。
「そうですね〜。」
「強いて選ぶなら……。」
「こっち。」と二人はさすが双子!と言わんばかりの一緒のタイミングで指を差す。
二人が指差した玉子焼きは…
やっぱりヴァロンの作った玉子焼き。
「……。
だよね…。やっぱり…そうだよね……。」
当然と言うか、
分かっていた結果だった。
けど…ずーん、と落ち込む私。
その訳を知らないレナとレイは、
不思議そうに顔を見合わせて首を傾げた。