夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「……天使の笑顔、すげぇな。」
俺は貰った飴を見つめてククッと微笑った。
微笑まれた瞬間、
心が太陽に照らされたみたいに暖かくなった。
俺は飴を胸ポケットに入れて立ち上がると、駅に向かって駆け出した。
少しでも早く、アカリの元へ帰りたいと思った。
……。
俺は奴とは違う。
好きだから、愛してるから、
自分の子供を産んでほしいんだ。
俺は子供が特別好きだった訳じゃない。
家族がほしい、子供がほしいなんて…
アカリと出逢うまで思わなかった。
リディアを失って以来、考えた事もなかった。
アカリが居るから、
俺の妻になってくれたからそう思ったんだ。
他の女なんて有り得ない。
例え彼女に子供が出来なくても構わない。
俺の傍に居てくれる女は、
アカリ以外もう考えられないんだ。
〈回想終了〉