夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【数日後…。/高級飲食店】

初めてシュウさんと二人きり。
ただでさえ緊張しているのに、高そうな綺麗な店の雰囲気に余計に固くなってしまう。

簡単に自己紹介をすませたけど、その後は上手く会話を続けられなくて何だか気不味い。
さっきから全然目も合わせてもらえない。
せっかくの大好きな人と話せる機会。
しかも、結婚に繋がるかも知れない。
私にとってはまたとない大チャンスなのに…。

勇気が出せないで俯いていると…。


「…す、すみません。
私と居ても…退屈、ですよね…?」

「!……えっ?」

思い掛け無いシュウさんの言葉。
私が顔を上げると、とても困った様な表情の彼。


「…じょ、女性と二人で出掛けた事がないので……。
その、上手く話せなくて…すみません…///。」

そう言って恥ずかしそうに目を逸らすシュウさん。
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