夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「ヴァロンさんって、すごいですよね!」
「!っ……え?」
その言葉にシュウさんは驚いた表情で私を見た。
見てくれた。
やっと真っ直ぐ向き合う事が出来た。
私は嬉しくなって話を続ける。
「この間、すごく難しい任務を成功させたって聞きました。
いつもプラスαの仕事をしてくるって。」
話しながらシュウさんの様子を見ていると、段々と表情が和らいできている気がした。
この話題は当たりだと思い、私はヴァロンさんの事をどんどん褒めていた。
そして…。
「シュウさんは、
よくヴァロンさんと一緒にいますもんね!
……。昔から、仲良しです…よね?
///…わ、私…その頃からずっと見てたんです。」
これが言いたかった。
語尾の方が恥ずかしくて小さな声になってしまったけど、聞こえたかな?
と、チラッとシュウさんを見ると…。