夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「そうなんです!
ヴァロンは本当にすごいんですっ…!!」
「!っ…///。」
机から身を乗り出す勢いで、
さっきまでとは全く違う表情でシュウさんは言った。
すごく嬉しそうに…。
まるで子供の様に無邪気にヴァロンさんの事を話し出す。
その笑顔が可愛くて、私は見惚れてしまう。
私が気に止めてほしかった言葉の返事ではなかったけど、本当にヴァロンさんの事を語るシュウさんは楽しそうで憎めない。
私の大好きなシュウさん。
そのシュウさんの笑顔の元はヴァロンさん。
私はきっとこの時から分かっていながら、気付かないフリをしていたんだ。
シュウさんが、
同性であるヴァロンさんに秘めた想い。
まさかと思いながら、
結婚すればいつか私を見てくれると…信じてた。