夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
シュウさんの珍しい病には、
もう治せないとほとんどの医師が匙を投げた。
そんな中で…
僅かな希望でも探し続けた私を、
ヴァロンさんは認めてくれていた。
内気で自分からは何一つ行動を起こせなかった私が、初めて自分でやりたいと思って始めた事。
”シュウさんの病を治してあげたい。”
その気持ちを見抜いて、いつも助けてくれた。
とっても嬉しかった。
だからヴァロンさんは、
私にとっても大切な人なの。
言葉はおかしいかも知れないけど、
同じ目標を一緒に頑張ってくれている”戦友”みたいな。
いつか、奥様にも会いたいと思っていた。
”彼女はヴァロンの大切な人なんですッ…!”
それがまさか、
こんな形で会う事になるなんて…。
……
………。