夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【夢の配達人隠れ家/医療施設の個室】
マスターの配慮で特別に用意してもらった個室の病室。
俺はベッドの上で眠るアカリをすぐ近くの椅子に座って見つめていた。
アランとの打ち合わせを終えて港街に着いたと同時にシュウから受けた報せ。
”アカリが倒れた”…。
頭ん中が真っ白になって、すぐに駆け出したいのに…。
身体が凍り付いたみたいに動かなかった。
また大切な人を失うかも知れないと言う恐怖から、俺はその場からなかなか動けなくて…。
そんな俺を予測していたのか、シュウの指示でレナとレイが迎えに来て…。
俺を医療施設まで連れて来てくれた。
…それなのに。
俺は情けない位に取り乱して、二人に当たった。
「何でもっとアカリを見ててくんなかったんだよッ…!!」
……最低だ。
それは、俺の方なのに……。
マスターの配慮で特別に用意してもらった個室の病室。
俺はベッドの上で眠るアカリをすぐ近くの椅子に座って見つめていた。
アランとの打ち合わせを終えて港街に着いたと同時にシュウから受けた報せ。
”アカリが倒れた”…。
頭ん中が真っ白になって、すぐに駆け出したいのに…。
身体が凍り付いたみたいに動かなかった。
また大切な人を失うかも知れないと言う恐怖から、俺はその場からなかなか動けなくて…。
そんな俺を予測していたのか、シュウの指示でレナとレイが迎えに来て…。
俺を医療施設まで連れて来てくれた。
…それなのに。
俺は情けない位に取り乱して、二人に当たった。
「何でもっとアカリを見ててくんなかったんだよッ…!!」
……最低だ。
それは、俺の方なのに……。