夢の言葉と陽だまりの天使（上）【夢の言葉続編②】

【パン屋】

何とか落ち着き…。

私達三人はお昼ご飯を食べようと手作りパンのお店に行った。
ここは店内で買ったパンを食べられたり、好きな具材でサンドイッチを作ってくれる。
色々種類があって迷った私達は、三種類のサンドイッチを注文して色んな味を食べ比べる事にした。

楽しみだなぁ、とワクワクしながら料理を待っていると…。
店内を見渡した私の目に、
窓ガラスに貼ってある紙が映った。
よく見ると、従業員募集の貼り紙。
業務内容は接客と調理。


「…アカリさん？」

「何見てるんですか？」

一点をずっと見つめている私に、
レナとレイは首を傾げながら尋ねる。


「……。
私が働きたいって言ったら…。
ヴァロン、嫌がる…かな？」

二人に視線を戻して私は言った。