夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
(2)
【一週間後…。/自宅】
「にゃ〜っ。」
「!…リディア。ただいま。」
玄関に入ると猫リディアが久々に帰宅したアカリを嬉しそうにお出迎え。
彼女が抱き上げるとゴロゴロと喉を鳴らして甘えている。
今日、アカリは無事に退院。
ずっと担当してくれていたホノカさんの許可が出て、隠れ宿の医療施設から自宅に戻ってきた。
「…ほら、アカリ。
突っ立ってないで寝室に行くぞ?
まだ無理すんなって言われてたじゃん。」
荷物を玄関に置いて背後から包む様に抱き締めると、彼女は嬉しそうに微笑んで顔を俺の方に向ける。
「うん、分かってる。
でも、久々に帰って来られたんだもん。
……今日は、私がご飯作りたい。ダメ?」
”ダメ?”…。
すごく可愛い上目遣いのアングルで、可愛い口調で尋ねられて思わず負けそうになるが…。
俺は頑張って心を鬼にした。
「にゃ〜っ。」
「!…リディア。ただいま。」
玄関に入ると猫リディアが久々に帰宅したアカリを嬉しそうにお出迎え。
彼女が抱き上げるとゴロゴロと喉を鳴らして甘えている。
今日、アカリは無事に退院。
ずっと担当してくれていたホノカさんの許可が出て、隠れ宿の医療施設から自宅に戻ってきた。
「…ほら、アカリ。
突っ立ってないで寝室に行くぞ?
まだ無理すんなって言われてたじゃん。」
荷物を玄関に置いて背後から包む様に抱き締めると、彼女は嬉しそうに微笑んで顔を俺の方に向ける。
「うん、分かってる。
でも、久々に帰って来られたんだもん。
……今日は、私がご飯作りたい。ダメ?」
”ダメ?”…。
すごく可愛い上目遣いのアングルで、可愛い口調で尋ねられて思わず負けそうになるが…。
俺は頑張って心を鬼にした。