夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

「じゃあね。
まずは、お買い物に行きたい!
どうしても買いたい物があるの。」

「了解。じゃあ、行くか。」

俺が手を取って恋人繋ぎをすると、アカリがとても嬉しそうに微笑む。
こんな些細な事を、本当に心から嬉しそうに喜ぶ彼女。

アカリの笑顔が、いつだって俺の事も笑顔にしてくれた。
今日は一緒にいっぱい笑おう。

今は明日の事は考えず、楽しもう。


……。

一緒に家を出て、買い物をする繁華街までの道のり。
俺はなるべく笑ってアカリに話し掛けた。

実は、こういうの…苦手……。
と言うか、あまり経験がない。
今まで生きて来て、好きな女の子とデートなんて…実はアカリが初めてなんだよ。

仕事じゃなくて本当の自分を見られるのは、やっぱり恥ずかしくてきっと俺の方がドキドキしてた。

……
………。
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