夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【夢の配達人隠れ家/シュウの仕事部屋】
「!…ヴァロン。」
「よっ、ちょっとだけ…いいか?」
8月13日の夕方。
私が仕事部屋で机に向かっていると、少し遠慮気味にヴァロンが扉から顔を覗かせる。
思わず笑ってしまう私。
「どうしたんですか?君らしくない。」
部屋に入ってくるのにいちいち”いいか?”なんて彼の口から聞いた事もない。
いつも、扉を蹴る様に開けてズカズカと入って来てソファーにドカッと腰掛けるヴァロン。
そんな彼が大人しいと、なんか可笑しい。
「……いや。
今から任務先に向かうつもりだから、さ。
……。当分会えねぇから、挨拶。」
ヴァロンは部屋に入り、扉を背もたれにする様に閉めるとそう言った。
「!…ヴァロン。」
「よっ、ちょっとだけ…いいか?」
8月13日の夕方。
私が仕事部屋で机に向かっていると、少し遠慮気味にヴァロンが扉から顔を覗かせる。
思わず笑ってしまう私。
「どうしたんですか?君らしくない。」
部屋に入ってくるのにいちいち”いいか?”なんて彼の口から聞いた事もない。
いつも、扉を蹴る様に開けてズカズカと入って来てソファーにドカッと腰掛けるヴァロン。
そんな彼が大人しいと、なんか可笑しい。
「……いや。
今から任務先に向かうつもりだから、さ。
……。当分会えねぇから、挨拶。」
ヴァロンは部屋に入り、扉を背もたれにする様に閉めるとそう言った。