夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「…いきなり町からいなくなったから、心配してたんだぜ?
お母さん、残念だったな…。」
ユウさんは病弱だったお母さんの看病をしながら働く私を、いつも気遣ってくれた。
当時の事を言われて、少し目が潤みそうになった私が俯くと…。
「……。
もっと話したいけど、今から仕事だからさ。
またゆっくり会おう?
あ、明日から嫌でもまた会えるか!」
明るく笑って私を励ます様にそう言ってくれた。
昔と変わらない明るいユウさんに元気付けられて、私も笑顔を返す。
「はい。
また明日からよろしくお願いします!」
「こちらこそ。
じゃ、また明日な!」
ユウさんは私に手を振ると更衣室に消えて行った。
……
………。