夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
明日からパン屋さんで着る制服を貰って、私は自宅までの帰り道を歩く。
無事に面接受かった。
職場の雰囲気も良くて、
優しい店長さんと従業員さん達で安心した。
ビックリしたけど懐かしい先輩と再会出来た。
すっかりご機嫌の私。
「……早く、ヴァロンに見せたいなぁ。」
可愛いパン屋さんの制服を着るのも、実は楽しみの一つ。
そして…。
店長さんみたいに大人っぽい仕事の出来る女性になって、ヴァロンの奥さんとして恥ずかしくない自分でいたい。
ヴァロンに美味しいパンをたくさん焼いてあげて…。
自分で稼いだお金で何かヴァロンにプレゼントをあげたい。
ヴァロンに喜んでほしくて仕方ない私。
私の心は、今日も彼でいっぱいだった。