夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「アカリがもっと俺に夢中になるように。
もっともっと、良い男になる!」
ニッと口角を上げて微笑むヴァロンの笑顔に、
私は思わず目を見開いた。
「アカリが嬉しい事や楽しいと思う事。
一緒に共感してやりたい。
そんなところも、
まとめて包んでやれる…男になりたい。」
新たな目標を見付けて…。
また、彼は眩しい位に輝く。
……全く。
なんでそんなに、格好良いんですか…///。
また惚れ直してしまって、
困った様に微笑む私。
ヴァロンは立ち上がると、
袋からパンを取り出して頬張り出した。
そして、私の視線に気付いて…。
いつもみたいに、
少し首を傾げて意地悪そうに笑う。
「…シュウ。
話聞いてくれて、ありがとな!
やっぱお前と話すと落ち着くわ。」
私は貴方の一番の相談役。
そう、思っていて…いいですか?
……
………。