夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
そして、下剋上。
もちろん身内を人質にしたり危害を加えるのは反則なんだけど、手段を選ばず弱味を握ってくる人もいるみたいで…。
ヴァロンは私生活にレナやレイを警護に付けてくれたり、自分と二人きりで出掛ける時は変装してくれたりして私の安全を守ってくれていた。
それを、
私がバラしてしまう様な事は言えない。
「…えっと……。
す、好きな人は…います///。」
こ、これくらいは…言ってもいいよね///?
私は照れながら答えた。
すると、女の子達はキャーキャーと騒ぎ出し私を取り囲む。
「わ〜!どんな人ですか〜?」
「年上?年下?」
「何処で知り合ったんですか〜?」
女の子の勢いってすごい!
いきなりの質問攻め。
同世代の女の子達と恋話なんてあまりした事ない私はすっかり焦ってしまった。