夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【自宅】
「すっかり遅くなっちゃった〜。
急いで夕飯の支度しなきゃ。」
買い物をして帰宅すると、
時間はもうすぐ18時になろうとしていた。
すぐに調理に取り掛かろうと流し場で手を洗うと、私はふと自分の左手の薬指に指輪を付けていない事に気付く。
「あ!いけない…。外したままだった。」
仕事中に指輪を付けるのは禁止。
いつも職場に着いて着替えた時に外して、鞄の中にしまっている。
そして帰りに着替えたらすぐ付けるんだけど、今日はみんなに話し掛けられてすっかり忘れていた。
ヴァロンがくれた大切な結婚指輪。
実は世界に一つしかない、ヴァロンの手作り。
結婚してから一ヶ月位経ったある日。
舞い散る桜の下で、
”遅れてごめん”って彼が私の指にはめてくれた。
仕事で忙しい合間に造ってくれた指輪。
唯一の、私達のお揃いの品。
「すっかり遅くなっちゃった〜。
急いで夕飯の支度しなきゃ。」
買い物をして帰宅すると、
時間はもうすぐ18時になろうとしていた。
すぐに調理に取り掛かろうと流し場で手を洗うと、私はふと自分の左手の薬指に指輪を付けていない事に気付く。
「あ!いけない…。外したままだった。」
仕事中に指輪を付けるのは禁止。
いつも職場に着いて着替えた時に外して、鞄の中にしまっている。
そして帰りに着替えたらすぐ付けるんだけど、今日はみんなに話し掛けられてすっかり忘れていた。
ヴァロンがくれた大切な結婚指輪。
実は世界に一つしかない、ヴァロンの手作り。
結婚してから一ヶ月位経ったある日。
舞い散る桜の下で、
”遅れてごめん”って彼が私の指にはめてくれた。
仕事で忙しい合間に造ってくれた指輪。
唯一の、私達のお揃いの品。