夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
その人物がどんな人なのか?と、恋話が好きな女子達はアカリに詰め寄る。
きっとみんな僕の為に聞いている事なんてもう忘れている感じだったが、その質問はぜひ聞きたかったので”みんな、頑張れ!”と心の中で叫んでいた。
みんなに尋ねられて、アカリは照れた様に真っ赤になりながらゆっくり答え始める。
「///…えと…と、年上で……。
わ、私が困ってた時…た、助けて……くれて///。」
彼女の紡ぐ言葉を聞く度に心拍数が上がる。
年上で、困ってた時に助けてくれた。
自分に充分当てはまる言葉に期待が高まる。
「///……すごく、優しくて。
か、格好良くて……///。
でも、可愛いところも…あって…///。」
真っ赤な顔を自分の手で押さえながら答える彼女。
可愛いのはアカリの方。
そう思わずにはいられない位の表情だ。