夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【パン屋さん】
「アカリさん?どうしたんですかっ?」
僕と店長が店の後片付けをしていると、血相を変えたアカリが店に飛び込んできた。
驚く店長に、彼女は今にも泣き出しそうな表情で頭を下げる。
「っ…す、すみま…せん…。
落とし物…しちゃってっ……。
少しだけ、探させて下さい……ッ。」
汗だくになって、息を切らして…。
そんなに恋人から貰った指輪が大事なのか?
僕はますます、返したくなくなった。
アカリは僕とぶつかって荷物を落とした場所だけではなく…。
更衣室や調理場…。
絶対に関係ない場所まで必死に探す。
……見付かる訳、ない。
だって今も…僕が持ってるんだから……。
懸命な彼女の姿に心が痛まないと言ったら、
嘘になる。
……。
けど、アカリを手に入れたい。
あの笑顔を僕だけのものにしたかった。
「アカリさん?どうしたんですかっ?」
僕と店長が店の後片付けをしていると、血相を変えたアカリが店に飛び込んできた。
驚く店長に、彼女は今にも泣き出しそうな表情で頭を下げる。
「っ…す、すみま…せん…。
落とし物…しちゃってっ……。
少しだけ、探させて下さい……ッ。」
汗だくになって、息を切らして…。
そんなに恋人から貰った指輪が大事なのか?
僕はますます、返したくなくなった。
アカリは僕とぶつかって荷物を落とした場所だけではなく…。
更衣室や調理場…。
絶対に関係ない場所まで必死に探す。
……見付かる訳、ない。
だって今も…僕が持ってるんだから……。
懸命な彼女の姿に心が痛まないと言ったら、
嘘になる。
……。
けど、アカリを手に入れたい。
あの笑顔を僕だけのものにしたかった。