夢の言葉と陽だまりの天使（上）【夢の言葉続編②】

【港街】

「……あ〜。
やべ、遅くなっちまったな…。」

急に入った一週間の任務が終わった。
何とか港街まで戻って来れたのはすっかり夜。
もうすぐ21時だ。

シュウとの通信機でのやり取りで、書類と報酬を渡すのは明日でいいと言われたのが幸い。
今日はこのまま自宅に直帰出来る。


早く、アカリに会いてぇ…///。

いつも仕事が終わると同時に浮かぶのは愛おしい妻の事。

早く顔が見たい。
”おかえりなさい”って、
照れた様な笑顔で出迎えてほしい。
たくさん抱き合って、キスして…。
一晩中アカリとイチャイチャしたくて仕方なかった。


///…やべ。
また、顔…ニヤける……///。

彼女を思い浮かべるだけで幸せの笑みが溢れる。
俺ははやる気持ちを抑えられない子供みたいに、鞄を肩に担ぐ様に持つと自宅までの道を走り出した。

……
………。