TUBASA ~つばさ~
光さんは組んだ足に両手をのせていた。
「失恋の傷は癒えた?」
「.....どうかな、まだ『はい』と言う自信はないかも..」
「そっか」
その原因をつくった半分はあなたです。
今更言ってもどうしようもないけど。
「ねぇ、あの二人お似合いだと思わない?」
「凛子と正宗さんですか?」
どうだろう.....?
「正宗さんは女嫌いじゃないんですか?」
光さんは声を上げて笑った。
「そう見える?仕方ないな。あいつは堅物だからね。でも、根は友達思いのいいヤツなんだよ」
光さんは続けた。
「一人の僕を心配してくれてる。いつも僕の陰になり日向になり。大切な人間なんだ」
わかる気がする。
二人を見ていればわかる。
正宗さんの光さんへの思いは伝わってくる。
その逆も。
「失恋の傷は癒えた?」
「.....どうかな、まだ『はい』と言う自信はないかも..」
「そっか」
その原因をつくった半分はあなたです。
今更言ってもどうしようもないけど。
「ねぇ、あの二人お似合いだと思わない?」
「凛子と正宗さんですか?」
どうだろう.....?
「正宗さんは女嫌いじゃないんですか?」
光さんは声を上げて笑った。
「そう見える?仕方ないな。あいつは堅物だからね。でも、根は友達思いのいいヤツなんだよ」
光さんは続けた。
「一人の僕を心配してくれてる。いつも僕の陰になり日向になり。大切な人間なんだ」
わかる気がする。
二人を見ていればわかる。
正宗さんの光さんへの思いは伝わってくる。
その逆も。