TUBASA ~つばさ~
「それに、あたしたちのこと凛子しか知らないんだから」


「あれ?そうだっけ?」


凛子のとぼけた声にイラっとする。


「そうだよ」


「この際だから公表してクラス公認になっちゃえば」


簡単に言ってくれるなぁ。


だって私たちまだ、手もつないでないし、当然その先だって....
まだだから。


てか、斗馬の部活が忙しくて
デートすらままならないのに....。



斗馬は私のこと、マジで好きなのか最近自信なくて。


「別に公認じゃなくていい」

ぶっきらぼうに答える。


「何でよー?斗馬イケメンなんだから、他の女子に取られたらどうすんの」



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