TUBASA ~つばさ~


.....ん?


私は足を止める。


「魔女....図鑑?」


こんな本、学校にあるんだ。


以外な感じ。

だって勉強に関係ないし。


『魔女』だなんて、そそられる。

私は魔女やら魔法という言葉に弱い。

現実世界を離れて、空想が広がるから。


「面白そう」


手を延ばし背伸びをしてみたけど届きそうもない。


「脚立がどこかに...」


見まわしてもなさそうだ。



「えっと、どうしうよかな」


ジャンプしたら届くかも。


「えぃっ」


本を目指して思いっきり飛ぶ。

右手の中指が本の背に掛かった。


と、その瞬間。

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