TUBASA ～つばさ～

「秀美、怒鳴るなんてみっともないよ」


間に入ったのは秀美と呼ばれた人の友人らしかった。



「あたしたち三年なんだけど、光さんはあたしたちみたいに平凡な人間には手が届かない存在なわけ」


.....はあ。



「どうしてあなたみたいな普通の子がシンデレラと呼ばれるのか疑問だったの」



それはこっちが聞きたいくらいで....。



どうも面倒なことに巻き込まれたみたい。



「わたしにも良くわかりません」


そう言うしかないじゃん。


だってほんとにわからないんだもん。