TUBASA ~つばさ~
・・・泉岳寺邸・・・
光は戻ってきた正宗を出迎えた。
「ありがとう、正宗」
二人は居間のソファーに腰かけて話していた。
「光、どういうつもりだ?」
「何が?」
「何がって、お前......わかってるだろ俺が言いたいことくらい」
光は小さくため息をついた。
「どうせ本気じゃないんだろ?」
「さあ、どうかな.....」
「お前と関わる女はみんな不幸になる」
「人を悪魔か死神みたいに言うなよ」
笑ながら光は席を立った。
「ディナーにしないか?正宗」