レンタル彼氏
突然の別れ
~『突然の別れ』~
「理由も言えない。」
意味わかんないよ…。
理由も教えてくれないのに勝手に別れるなんて私…そんなのイヤだよ…。
『意味…わかんない…』
ダッ!!
「おぃっ!!」
私は扉を開けて永遠を探しに行った。
永遠…永遠…。
どこにいるの…??
『あった…。』
私は①番奥にあった部屋を見つけた。
そこには
《♪永遠の部屋♪》
と書いてあった。
この戸を開けたら永遠がいる。
この戸を開けたら永遠に会える。
この戸を開けたら
永遠の笑顔がまた見れる。
私はそう信じて
《♪永遠の部屋♪》
と書いてある扉を開いた。
『と…』
そこには永遠がいた。
でもその光景は私の予想より
真逆だった。
『永遠…??』
私が見た永遠はいつもの笑顔なんか消えていて、目がうつろだった。
永遠の左手には
《シンナー》
の袋。